保育士の待遇について考える中坊進二

保育士の人材不足は社会問題にまで発展しています。
核家族、共働きの夫婦が増えている今だからこそ、
保育士と保育園の確保は重要と言えます。
そして、保育士の資格を持つ方は決して少なくありません。
ただし、資格を持つ=働きたいと思うのは別になります。
単純に給料が低く、働く意欲が薄れているのが原因です。
寿退職をして保育士を辞めて、数年後子供が成長して、
復職することが可能ですが、
給料が低いことを理由に復帰を避ける方が続出しています。

中坊進二の地元ではその対策として、キャリアパスの導入を検討しています。
保育士の地位を向上させることが目的で、
キャリアパスを導入することで保育士の待遇を良くする狙いがあります。
給料が平均的なサラリーマンと同じくらいになれば、
復帰を考える方は続出すると中坊進二は思っています。

給料以外の面でもカバーした方が良い項目があると中坊進二は考えています。
例えば、シフト制。
朝・昼と夕方・夜の2シフト制を採用すれば、保育士はグッと働きやすくなります。
例え給料が半分になろうとも、一日5時間勤務になれば、
保育士としてはかなりありがたい筈です。
労働時間が長すぎるのも復帰を妨げる要因になっていますので、
そうしたシフト制を採用することで、保育士の就業率は各段に上がると思います。

保育士の給料が安い理由のひとつに、保育園の利用料が安いのが挙げられます。
私立小学校と比較しますが、その価格は6分の1程です。
保育園が月2万円に対し、私立小学校は月12万円です。
これでは保育士の給料を上げるのは難しいです。
公的な補助など、国は明確な救援法を提出しない限り、
保育士の復職率は上がらないと中坊進二は考えます。
ちなみに、公立小学校も月2万円くらいです。

公立小学校の学費(給食費含む)は払えるのに、
保育園の2万円が高いと感じる方は多いと思います。
それは保育園が義務教育ではないからかもしれません。
行く必要がないと感じているため、
保育園の月2万円がかなりの出費と感じているのかもしれません。
こうした意識の問題も、保育士の給料が低いことに繋がっていると言えそうです。

やはり意識の改革は欠かせないと中坊進二は考えます。
昭和中期以前は、子どもの世話は家族や近所がするという意識が強く、
それに掛かる費用は無料でした。
無料で出来たものが今は有料となり、
それが保育園の利用料を上げることが出来ないことに繋がっているのかもしれません。
保育士の待遇を良くすることも重要ですが、祖父母と同居する拡大家族を増やすなど、
何かしらの政策が必要だと中坊進二は考えています。

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