中坊進二とナス

千葉の実家から送られることもあり、
中坊進二の家の食卓ではよくナスが並びます。
と言っても、ナス料理のレパートリーはそう多くありません。
ナスの生姜焼き、ナスの麻婆豆腐、ナスの野菜炒め、ナスの味噌汁、
ナスの煮付け的な何か(語彙力が少なすぎて説明が出来ない)に
使われることがほとんどです。
なお、ナスの生姜焼きは中坊進二の好物のひとつです。

中坊進二は割とナスを食べています。
大学時代には毎日のようにパスタを食べていましたが、
そのパスタ料理にナスが使われていたのです。
アラビアータと海鮮トマトの2種類で、その具材としてナスが入っていました。
あと、今はもう閉店しましたが、
中坊進二が良く行っていたカレーのお店では、ナスが入っていましたよ。

日本人は古くからナスを食べてきました。
インド原産で中国から伝わりましたが、
日本での栽培の歴史は1000年に登るのですから驚きです。
平城京の跡地にもナスに関する記述があったそうです。
庶民に大普及するようになったのは江戸時代と言われていますが、
もしかしたら奈良時代から栽培を始めたというのが、
今の学説の最有力候補です。
そして品種改良も盛んに行われてきました。
京野菜の賀茂ナスはかなり有名ではないでしょうか。
京都住まいの中坊進二でもそう頻繁に食べられるものではありませんが、
旬の時期には道の駅でよく見かけますので、行くたびに買うようにしていますよ。
しかし売り切れのケースが多いので、本当に時の運と言えそうです。

ナスはジャガイモと違って、生産量一強の都道府県は存在しません。
高知県がトップですが、それでも日本全国の生産量の12%しか占めていないのです。
熊本県、群馬県、福岡県、茨城県など色々なところで栽培しています。
と言うのも、今の日本のナス栽培はハウスを使っているからです。
本来は夏野菜ですが、ハウス園芸により私たち日本人は
一年中美味しいナスを食べることが出来るのです。
こうしたハウス技術がないと、
中坊進二は冬にナス料理を食べることが出来ませんでした。
もしくは冷凍ナスという手段もありますが、
ナスは保存が難しいので(解凍も難しい)、
できれば生のまま調理したいところです。

ナスの皮は非常にムラサキムラサキしています。
皮ごと煮付けると、その料理は確実に紫色に染まってしまうでしょう。
その色素にはナスニン(アントシアニン系の一種)という名前が付いていますが、
実はナスの栄養は皮に含まれているのです。
中身の方が飾りだと中坊進二は思っています。
創作料理でかつて中坊進二はナスラーメンを作ったことがありますが、
スープと麺がかなりブラックになってしまった記憶があります。
味に関してもナスナスしぃ感じでした。

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